初秋のスモールマウスバスはこうやって釣る!

ブラックバス釣行

2014年10月4日(土) 天気:曇り 気温:28/22℃

琵琶湖から帰り2週間。
本腰入れてラージを釣ろうと思ったが、ちょうど時間が出来たので
今夏に楽しませてもらったスモールを釣りに来ました。

まだまだ日中は暑いこの季節。
でも、確実に季節は進行していて、表層に見えるスモールは居なかった。

つまり、今夏に楽しませてもらった釣り方はもう賞味期限切れ
来年までお預けという事です。

そこで、仕込んでおいた次の釣りを試しにきたというのが今回の目的。
そして、その釣りとはズバリ・・・

ロングワーム

スモールは2インチや3インチ程度のルアーやワームで釣るのが一般的と思われているが、そんな事はない。何事も固定観念や既成概念を破壊してこそ、新しい道が開けるもの。

論より証拠。
証明してみます!

とはいっても、魚がこのエリアに居るのかもわからない。
まずは1本確実に釣るために「フリックシェイク5.8」をチョイス。

釣り方はドリフトとステイを併せた基本スローな釣り。
積極的にアクションを仕掛けるというよりは、”見つけさせて飛びつかせる釣り”と言うとピンとくる方もいるかもしれない。しかし、水の流れは釣り人を待ってはくれない。

つまり、流れに身を任せる釣りなのだが、これをライン1本で仕掛けるというラインコントロールの釣りであり、きちんと操作できるようになるには少し時間が掛かる釣りでもある。

まずは流心に乗せてドリフトする。
ここのキモはラインの位置取り
これもどんな釣りでも共通だけど、「どこで食わせるか?」を決めて、そこで食わせるためのラインポジションをとること。

当然、アタリもラインで取るため、ロッドの感度は全く必要無い。
フカセ釣りの全遊動ウキを使った釣りをしたことがある方なら、このライン取りは苦労しないだろうが、初めてやるとなかなか難しい。
余談だが、潮の流れを計算しながら釣るフカセの釣りを経験している人は、ドリフトが上手い。

そんな事はさておき、、、

1投目。
ラインポジションをヒットゾーンと決めた場所まで操り、そこでフッキングに合わせて遊びをとっていたら・・・

コンッ! とラインが張り、リールにダイレクトに衝撃が走る。
正確にはラインが一瞬「ピンッと」張るような、弾かれるような感触が手元に伝わる。

「食った!やっぱり居た!」

フッキングを決めてファイト開始。
ラインはシーガーフロロリミテッド5lbを巻いてきた。
目に見えるストラクチャーも多く、ドラグに仕事をさせるとヤラれてしまうフィールド。
ギリギリのセッティングで後はロッドの弾性を信じるしかない。

ただ、これは対して大きくはなかった。

奇形??

背骨が曲がっている??

背骨が曲がってますね・・・
水質は良いので、水質汚染ではなさそうだが・・・
しかし、この奇形で35センチ程度。
でも、良く引いた(笑)
遊泳力が強いから、この体型でも生きてこれたのね。
素直にリスペクト。

雨が降ったからか、水質は少し濁り気味だが、いつもはジンクリア。
そうすると目の前に通りかかった金色の大鯉を見ながら、ふと思った。

「この条件ならイケる!」
カラフル故に魚の見え方がはっきりわかった。
そこからの逆算で、

魚からもこの程度で見えてるのね。」

これなら騙せる


この金色の大鯉のおかげで確信に変わりました。

そう思って取り出したのはデプスの「キンクー7」。

これをノーシンカーワッキーで一番急流のポイントから流していく。
ラインスラッグをコントロールしながら、流れに乗せると流れながら着底し、ギリギリ視認出来る深さで止まった。

ここでも食わせるゾーンを決めていた。
しばしステイ。

そうすると、近くに1本のスモールが向かっていった。
40センチくらいか?
そして、後ろにもスモールが5本ほど付いている。

腹ペコのハンターモードのスクールだが、ワームには気付いていない。


これは勝った!

バスがルアーに気付いていない場合・・・

死角からターゲットを視界に飛び込ませて魚のスイッチを入れるシチュエーションを何度も練習した。そうすると、いきなり目の前に現れた獲物(ルアー)にバスは高確率で飛びついてくる。

完全に着底したキンクーを一発だけピョンっと跳ねさせる。

その瞬間・・・

さっきの40センチくらいの魚の遥か後方から、もの凄いスピードで追い抜き、別のスモールマウスバスがキンクー7を丸飲みにするのが見えた

それでも、キンクー7は比較的に長めのワーム。
ロッドできいて、確実に咥えていることを確認してからフッキング!!

もちろん、フルフッキング。
冴掛が曲がりの最高到達点に達するくらいフルフッキング(笑)

大型の魚は口が堅い
少々のフッキング程度ではフックが顎を貫通しない
近距離ならフッキングで貫通させなければならないし、遠距離なら巻き合わせた後にバットから竿を曲げてフックを徐々に固い口にファイトしながら刺さるように負荷を掛けなければバラしの原因になる。

乗った瞬間、グイグイ走り出す。

そこそこ大きいかも。。。
そう思いながらファイト。

さすがにドラグを使わんとマズイ・・・
痺れるやり取りの末、上がってきた。

そこそこデカい!

ナイスファイトでした。
琵琶湖使った「モンストロ71 カルコンDC シーガー20lb」のタックルなら20秒で上がるかもしれないけど(笑)

50cmいってるかも!と思い、久々にメジャー投入!

うーん、2センチくらい足らないなぁ(笑)

残念でしたが、48センチくらい。
まあ、合格か!

これくらいの魚は誰かに写真撮って欲しかった(笑)
孤独のバサーの宿命ですね。

無理くり自撮りしてみました。また釣ればいっか(笑)

埼玉の河川。
スモールマウスバスの魚影は凄まじいです!
冗談抜きに、どこの川に行ってもスモールマウスバスが居ない川の方が少ないんじゃないかな・・・

今年はこれで最後。
ここからはどんどん水温が下がり、スモールも同時に下流へ落ちていきます。

シャローエリアの釣りは終了という事で、また来年。

今年は埼玉でたくさん遊ばせてもらいました。
埼玉はスモールマウス王国ですね(笑)

埼玉で一番大きな河川の中流域や下流域までスモールが増殖しているため、大体、どこの河川にも生息している可能性が高いです。

この川に関しては、バスが暑くなる季節に冷たくて綺麗な水を求めて遡上していき、秋から冬にかけて水温が下がる時期は少しでも水温が高い深場に落ちていくという行動をとっています。

この法則はどこの河川でも共通して言えることですので、開拓してみると意外にすぐにバスに出会えたりします。

開拓も釣り人の楽しみのひとつ。

ランカースモールを釣りに埼玉へ新規開拓に行ってみてはいかがでしょうか?

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